先天性風疹症候群と風疹
2018年7月24日更新
先天性風疹症候群と風疹

日本では風疹は大人がかかる病気です!海外出張・渡航は風疹にか

かるリスクを増やします!!

うつらない・うつさない為に


接種の推進を職場の全員で一丸となって進めましょう。


なぜ、風疹の予防接種が重要なのですか?


 風疹の予防接種をおこなう第一の目的は、風疹の流行を予防することです。日本では風疹の予防接種を受ける人が多くないため、各地で散発的な小流行が生じています。風疹にかかったことがなかったり、予防接種でつけた免疫が弱くなってしまった妊婦が、流行にまきこまれてしまうことがあります。

 風疹の予防接種は、脳炎や血小板減少性紫斑病を予防したり、大人の風疹が重症になることも予防します。そして、多くの人が予防接種を受けて風疹の流行がなくなれば、妊婦への危険もなくなります。


風疹とはどんな病気ですか?


 春先から初夏にかけて風疹ウイルスにより流行する急性の感染症です。患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などでほかの人にうつります。潜伏期間は2~3週間で、発疹、発熱、リンパ節のはれなどが認められます。感染しても無症状のまま免疫ができる人もいます。一度かかると、多くの人は生涯風疹にかかることはありません。子供ではほとんと軽い病気ですが、2000人から5000人に一人くらいは、脳炎や血小板減少性紫斑病など重症になることもあります。大人では症状が長引いたり、関節痛がひどかったりすることがあります。


女性が風疹の予防接種をうける場合に注意することがあると聞きましたが?


 妊娠中は風疹の予防接種を受けることはできません。妊娠可能な年齢の女性は、妊娠していない時期(生理中、またはその直後がより確実)に接種を受けて、その後2ヶ月間は避妊してください。

 風疹ワクチンはたいへん安全で、妊娠中に接種を受けた為に胎児に障害がでたという報告はこれまでにはありませんが、念のための注意が必要です。なお、風疹ワクチン接種後の授乳はさしつかえありません。

 麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種が推奨されています。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業 『本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究』班(研究開発代表者:平原 史樹)

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