【感染症経験談:新型コロナウイルス感染症】すぐに入院治療を受けられなかったり、療養解除後も症状が続くケースも
2021年9月2日更新
半年以上前に更新された記事です。

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 「感染症・予防接種ナビ」に寄せられた新型コロナウイルス感染症の経験談をご紹介します。

 発熱や倦怠感などの症状があっても、すぐに入院治療を受けられなかったり、療養解除後も症状が続くケースもあるようです。

ケース1:家庭内感染した方の経験談です。症状が悪くても簡単に入院治療を受けられなかったケースです。


【55歳 埼玉県 どーもさん】

 年末に夫が発熱。
 翌日、やっとの思いで予約を取った医療機関で新型コロナ陽性と判明、私は濃厚接触者のため自宅待機となる。
 夫は癌があったため入院が必要となるが、なかなか病院が決まらず、年明けの元旦に入院。私と30代の長男は翌日2日にPCR検査を受け、二人とも陽性と判明し自宅療養となる。
 当初は発熱もなく普通に過ごしていたが、長男が39℃の高熱を出しひどい体調不良を訴える。
 保健所へ連絡するも、病床に余裕がなく自宅療養のままとなる。
 連日の高熱と身体のだるさの為、保健所へ入院治療を懇願するも、自宅療養を命じられる。
 毎日入院治療をお願いするも、空きがないと断られる。
 1月10日に夫が退院、その頃は徐々に発熱があり、退院したばかりの夫では、看病は負担とのことで入院治療を希望するも、簡単には病院が決まらず。
 発病より10日が過ぎてからやっと入院治療となったが、入院した時には、免疫の暴走(サイトカインストーム)で、かなり強めの治療が必要となった。
 レントゲンにて軽い肺炎あり、ステロイド投与とアビガンで治療し、直ぐに発熱が治る。
 1週間後、長男とともに退院も、全身の怠さ、足の浮腫み、軽い咳の症状が続き、ひと月仕事を休まなければならなかった。

ケース2:宿泊施設で療養した方の経験談です。入院治療には至らなかったものの、療養後も症状が出ているようです。


【33歳 大阪府 犬さん】

 木曜日に咳と発熱があり、最初はただの風邪だと思い市販薬を飲みました。
 金曜日は念のため仕事を休みました。いつもなら薬を飲んで一晩眠れば治るのに、数日間症状が治まりませんでした。
 加えて、土曜日には同居の妻も発熱しました。
 また、水道水やコーヒーの味に違和感(薬品っぽい感じがしました)、普段つけてる香水や歯磨き粉の匂いがわからなくなり、これはコロナではと思い、妻とともに月曜日に医療機関を受診。その場でPCR検査を受け、妻は陰性で私は陽性でした。その時点で、発熱と咳に加えて息苦しさを感じるようになっていました。階段を登ったり、早歩きをすると横隔膜が痙攣するように引き攣るようになりました。
 2日後の水曜日から、ホテル療養を命じられました。発熱と咳と息苦しさはその頃がピークでした。熱は38度前後。じっとしていれば平気ですが、少し歩くと息切れするようになりました。
 ホテルでは、とにかく水を飲み(1日3リットルは飲みました)、苦しくてもご飯を詰め込み、解熱剤を飲んで楽な体制で一日中寝ていたら、ホテル療養開始から3日ほどで症状は治まり、味覚や嗅覚も元通りになり、最短の6日間で療養解除となりました。
 ただ、感染から3週間経った今でも、喉に違和感があり、たまに咳が出ます。

自分事として考えてみてください

 今回ご紹介したことと同じようなことが、みなさんやみなさんのご家族にも起きるかもしれないのです。

 一人ひとりが自分事として捉え、感染を抑えるためにできる対策(不要不急の外出自粛やマスクの着用や手指衛生の徹底など)を行いましょう。

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