【動画】知ってアクション!感染症の予防
予防接種で健やかな人生を!
~#4 9月26日放送 「インフルエンザと新型コロナ」~
2023年9月26日更新

#4 9月26日放送 「インフルエンザと新型コロナ」



--知ってアクション、感染症の予防。インフルエンザと新型コロナ。

--冬の感染症、インフルエンザ。



--例年10月ごろから予防接種が始まります。



--なぜ、インフルエンザのワクチンは、毎年接種をするのでしょうか。予防接種に詳しい医師に聞きました。



専門医「インフルエンザワクチンの効果は、5か月程度しか持続しないと考えられています。このため、毎年流行が始まる前に接種をしておく必要があります。(※28)」



専門医「また、インフルエンザは流行するウイルスの抗原性や種類が、毎年変わります。」



専門医「ワクチンは、その年に流行するウイルスを予測して作られているので、今年のウイルスに効果があるワクチンを接種することが重要です。(※29)」



--ではいつ接種すればいいのでしょうか。



専門医「通常、ワクチンの効果が現れるのは、接種してからおよそ2週間後からと言われています。(※28)」



専門医「流行のピークが例年1月末から3月上旬であることを考えると、その前年の12月の中旬までには接種を終えるといいと思います。(※30)」



専門医「また13歳未満は2回接種とされているので、2回目が12月の中旬までに終えられるよう接種を進めてください。(※31)」



専門医「副反応については、発熱や接種した部位の腫れなど、まれにアナフィラキシー様症状などが起こる場合があります。(※32)」



--今も感染が心配な、新型コロナウイルス感染症。



--新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能でしょうか?



専門医「新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、同時接種をしても有効性・安全性は劣らないとされています。(※33)かかりつけ医などに相談の上、同時接種を検討していただければと思います。」



専門医「その他のワクチンは、新型コロナワクチンとの接種間隔を 2 週間あけることが求められています。(※33)」



専門医「他のワクチンを接種する予定がある方は、接種スケジュールを計画的に立ててください」

※28 厚生労働省:新型インフルエンザワクチン接種事業(平成22年度)に関するQ&A 問14 インフルエンザワクチンの効果はどのくらい持続しますか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa22.html

※29 厚生労働省:感染症・予防接種情報/インフルエンザ Q&A Q22 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けたほうがよいのでしょうか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html#q22

※30 厚生労働省:感染症・予防接種情報/インフルエンザ Q&A Q26 インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html#q26

※31 厚生労働省:感染症・予防接種情報/インフルエンザ Q&A Q20 ワクチンは 1回接種でよいでしょうか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html#q20

※32 厚生労働省:感染症・予防接種情報/インフルエンザ Q&A Q33 インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)には、どのようなものがありますか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html#q33

※33 厚生労働省:新型コロナワクチン Q&A Q.新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか?
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html

出演:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則医師
更新:2023/9/26


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